初海外旅行 in America ~2日目(サンフランシスコ編1)~

導入

負傷者と1文無しを抱え何とかたどり着いたオタク一行。しかしそこで待ち受けていたのは異国の地の洗礼だった!立ち塞がる門番や毒の入った食べ物の罠を受け、オタクたちは生き残ることができるのか!?

2日目(サンフランシスコ編1)です。
※注意!出来るだけやわらかい表現はいたしますが、気分を害される可能性があります。

前回の記事はこちら
shussy8.hatenablog.com

空港到着前

飛行機の中で映画を見たり寝たりしていると、後1時間ほどで到着するのでなんか書いてねと青い紙を渡されました。税関申告の紙です。
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これには、自分の身元の事や持ち込むものの事について事細かに記入します。ちなみに私は食べ物を少し持ち込んでいたので死ぬほどそれを書くか迷いましたが、結局問題ないだろうとのことで書かなかった気がします。
そんなこんなで準備をしているといよいよ見えて参りました!アメリカ!

空港到着

飛行機をでると、そこは異界の地であった…
飛行機をでで、初海外なのでテンションが上がりっぱなしのまま感じたのは、日本とは明らかに違う空気感、思わず「外国だぁ…」と思いました。回りにいる人もみんな外国人で、それは当たり前なのですがそれにすらスゲーって思いました。
空港を進んでこうデカデカと貼られていると、テンションが更に上がります。
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私たちとは別に座っていたKKとAHも無事に?合流し、いよいよ最初の関門へと向かうのでした。ちなみにAHはこの時点で大分回復していて「寝たら治った。ははっw」とか冗談を言えるぐらいにはなっていたので安心しました。

入国審査

さていよいよやって参りました入国審査!
私はこのために飛行機の中や出発前からドキドキして練習をしていたんです。頑張って英語で、どこに行って旅行するかとかを確認してちょっとワクワクしながら列に並んで待機してました。
途中で列が2列に別れていて、空港の職員に良い感じに分けられました。(分けている人は白人の格好いいお兄さんでした。)確か私とKKとTTが同じ列でSKとAHが別の列だったと思います。同じ列の3人の中で私は真ん中だったので先にKKが審査に行きました。遠くから見てると、相手は黒人小太りグラサンという如何にもアメリカ人!って感じの人でした。そしてKKの審査が終わり、いよいよ私の番でした。緊張とワクワクがすごかったと思います。
審査ゲートの前にたち、審査官の方を見ました。改めて威厳がある怖そうなアメリカ人だなぁと思いました。すると手招きみたいな事をされたのでとりあえずパスポートを渡しました。待ってると、グッド👍みたいなことをされたので初めは意味がわからず首をかしげていました。すると更に強調してグッド👍をしてくるので、やれって意味なのかなぁと思い同じくグッド👍をしました。こちらがやった後、相手はグッド👍を前につき出したのでこちらも同じくグッド👍をつき出しました(なんだこのコント)。すると向こうは目の前にある小さな黒い機械を指差しました。見たところ、指紋認証の機械だったのでここでようやく「指紋を出せって言ってるのか」と理解しました。そして機械に指紋を読み取らせると、黒人の審査官は気だるそうに判子をポンと押し、私の方に出して「next」と言いました。ああ終わったんだなと思い審査場を後にしました。

で、私は審査場を出た後思いました「会話は!?」

向こうからしてみると確かにただの作業かも知れませんが、こっちは初めての入国審査で色々練習したりしたんやぞワクワクを返せって感じでした。
ちなみに、別の列に並んだ2人はしっかりと聞かれたそうで良いな~とか思ってました。
※恐らく人によって審査の雑さが違うので、海外に行くときには入国審査の練習はしておきましょう。

その後、無事にみんなのキャリーバッグが届いていることを確認して(運が悪いとここで荷物が返ってきません)空港を出ました。

空港出発

さて!いよいよサンフランシスコに行くぞと意気揚々に飛び出しました。交通手段はアメリカでは流行っているUberを使いました。AHが連絡をして、しばらく待っていると車がやって来ました。中からは厳ついおっちゃんが出てきて、AH?と聞いてきたのでたどたどしい英語で答え、助手席誰が乗るか問題とかもありましたが、私が引き受けて無事に車に乗ることはできました。(ここで言うのもあれなのですが、Uberで配車するときに5人乗れる車が少ないとは思いました。)
陽気な音楽をかけて順調に飛ばしていく車。窓の外は日本では見られないでかい看板や建物。一番驚いたのは道路の広さで、高速道路だとは思うのですが、片側6車線はあったように思います。さすがアメリカスケールが違う。と、共にこんなとこ運転しなくてよかったなぁと思いました。

サンフランシスコ街中到着

Uberのおっちゃんに今回泊まるホテルまで案内してもらい、街中まで来ました。さすが外国と言わんばかりの光景で、日本では絶対見られない道路や信号、看板の作りをしていました。小雨がとてもいい感じに降っていて、ちょっと寒かった思い出があります。
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そしてホテルの駐車場まで来ました。ここが私たちが止まったホテルです
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そこには自動販売機があり、怖いものみたさでSKがパイらしきものを買いました。(英語なのでなんなのかは分からない)。甘いとか言ってた気がします。

ホテルフロン

さて、いよいよ泊まれるかどうか分からないホテルに入ることにしました。
まず、ホテルのフロントに行き、予約を伝えました。そしてカードが使えないので他のカードで払えるかを慣れない英語でTTが聞きました。ホテルのおじさんは小太りで気前がよさそうな優しそうな人でした。おじさんは「他のカードでも良いよ」みたいなことを言ったんだと思います。そしてカードに余裕がありそうなSKが代わりに出して、「良かったな!支払い完了したぜ!」と言われた時、みんなのテンションが上がってホテルのおじさんとハイタッチしました。
その後、SKとKKがテンションが上がっていたことと、初めてなのでいくらぐらいか分からないという状況で、それぞれチップを5$ずつおじさんの前に置いてチップだ受けとれとか言っていました。するとおじさんは嬉しそうに「やったぜ!ランチ代だ!」といっていました。
※大体ベッドメイキングなどホテルのチップは1$だそうです。

支払いは終わりましたが、まだチェックインまでは待ってほしいとのことだったので、とりあえず荷物を預けて街中をぶらぶらすることにしました。

サンフランシスコ街中

とりあえずお腹が減ったから飯にしようとぶらぶら町を探検しながら歩いて、小さなハンバーガーショップを見つけ、そこに入りました。
ハンバーガーショップでは柄の悪そうな店員と客が数名でした。そこでみんなそれぞれハンバーガーとペットボトルのジュースを頼みました。ペットボトルが並んでいるところは、日本では絶対見ない色のカラフルな飲み物ばかりだったので、「アメリカだなぁ」と思いました。私は普通のチーズバーガーと見たことないタイプの紫の飲料を頼みました。カードで支払ったのですが、チップとか良いのかなと少し不安でした。
みんなの注文したものが来て、食べ始めました。私が頼んだチーズバーガーは日本では食べたことないぐらい肉肉しくて美味しいし、ジュースもちょっと変な味(合成甘味料的な)はするものの美味しいと思いながら食べていました。
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それぞれ思い思いのものを頼んだのですが、全部にフライドポテトがついており、さすがアメリカと思いました。そこでこれからどうするとか色々話をしていて、ふとジュースの成分表記が目についたので自分の紫色の飲み物の成分表記を見ました。アメリカの成分表記は、カロリーだけでなく砂糖の量が記述されていました。私のジュースには「75g」と記載されていました。
「75g!?500ml!?」と思わずびっくりしてしまったのと同時に、アメリカ怖と思いました。ちなみに食中毒らしかったAHも普通にハンバーガーを食べて完食していたので、今までのは何だったんだ…と思って一安心しました。とりあえず飯も食べたので、街の周辺をブラブラしようと、みんなで色々歩きながら、アメリカすげぇすげぇと言っていました。
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それでも時間がすこし余っていたので、雨の中ホテルの前でしばらく待っていました。

ホテル帰宅

ホテルに帰宅すると、一旦今日の夜ご飯を考えようということになりました。私は次の日の朝が早いと言うこともあり、あと個人的興味でアメリカのスーパーに行きたかったのでスーパーで適当に買い出しして飯にしようと提案しました。みんなはそれでいいよという感じになり、そうすることになりました。
次にベッド問題を何とかしようとなりました。ベッドは4台とソファーベッドが1台で、誰がソファーベッドで寝るかみたいな話し合いをしていたと思います。するとKKとAHがふざけてそこら辺にあった布と鉄パイプの椅子を2つ並べて、「ベッドじゃんSKなら寝れる」と言い出しました。
そこで実際にSKが寝転ぶと、「寝れるか!」と乗り突っ込みをしていました。その後、とりあえず買い出し組とホテル残る組に別れて行動しようと言うことになり、まず少し体調が怪しいAHと、誰が残る?と言う話をしているときに、SKがさっき作ったパイプ椅子ベッドで寝落ちしていました。さっき寝れるかとか言ってたけど寝れてるやんと思い、よっぽど疲れたんだなとか言いつつ、その2人を残してスーパーマーケットに買い出しに行きました。


アメリカの店

まず、私たちは3人でドラッグストアとスーパーマーケットに行くことにしました。とりあえずまずは先輩のおすすめでもあったドラッグストアで、最も近くにあったCVSに行きました。中ではヨーグルトや見たことない商品などがいろいろ置いてあり、楽しかったです。
泊まったホテルから5分ほど歩いたところにスーパーマーケットがあったので、3人でそこに行きました。Whole Foods Marketというところでした。
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中は、とても広く、さすがアメリカという感じでした。見たことない食べ物やそもそも何なのかわからないものまでたくさん置いてました。とりあえず、一番重要な水を確保した後、いろいろと見て回りました。私は先輩にお勧めされていたヨーグルトを確保した後、3人で今日の晩御飯は何がいいかを話し合っていました。その結果、アメリカらしいものがいいとのことで、サンドイッチとサラミと本場のカリフォルニアロールというまあ大学生らしいノリと勢いで決めたような食料を買いました。あと、私が怖いもの見たさで何か変なピンク色のインスタントの何かを1つ入れて、会計を済ませて店を出ました。ちなみに買ったものはこんな感じです。
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ホテル帰宅・就寝

ホテルに帰ると、SKもすでに起きていて、とりあえずお風呂に入りながら順次ご飯ということになりました。私は2か3番目にはいったのですが、はじめはお風呂のシャワーの出し方がわからず、さらにお湯の出し方もわからない天然の脱出ゲーム状態になっていました(取っ手が一個しかないので、どうひねるのかわからず押したり引いたりして出してた気がします)。
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そして、風呂を出てご飯を食べました。まずはサンドイッチにサラミを載せて食べました。普通においしかったです。
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そのあと、カリフォルニアロールを食べたのですが、なぜかソースがピリ辛で、アメリカの味なんだなという感じがしました。
ヨーグルトは普通においしく、気に入りました。
しかしその中に問題の品が一つ、私が買ったピンク色の何かです(買った物の写真で、左のほうにある上部に豆が入っているタワー型の容器のやつです。)
これの作り方を見て、とりあえずお湯を入れてみたのですが、まず色が完全に蛍光色のピンク色でした。この時点で食べる気はあまり起きませんでしたが、においをかいでみると、なぜか日本のお茶漬けのような少し塩辛いようなにおいでした。そして、上にあった豆を入れて食べてみると、とにかくまずい!!生まれて初めてこんなにまずいものを食ったというぐらいまずかったです。いつもなら多少まずくても完食する私でも、さすがに残すぐらいまずかったです。結局この謎の食べ物の正体はわからず、そのまま捨てることにしました。(結局今でもこれが何だったのかわかりません。写真にもパッケージの裏しか映っておらず情報がないです。わかる人いたら教えてほしいです。)

そして、飯を食べ終わってみんな初めてのアメリカで疲れていたのか、明日の支度を早々にして少し明日の作戦会議をして寝ることにしました。

次回

AHは病気に勝つ
だがそれは全ての始まりに過ぎなかった
アメリカ人から逃げるAH
アメリカ人の放った一言は、周囲にいた人間を恐怖させる
次回、『オタク、アメリカの恐怖を知る』
この次も、サービス、サービスゥ!
shussy8.hatenablog.com