初海外旅行 in America ~3日目(サンフランシスコ編2)~

導入

アメリカに到着して3日目、さっそく5人は黒塗りの高級車で遅刻をしそうになる。その時アメリカ人に突き付けられた命令とは…。
そのあと楽しくアメリカを探索する5人、サンフランシスコも制覇したと考えていたが、最後に関門が待ち受けていた!!果たして5人は次の日に着る服はあるのか!?

3日目(サンフランシスコ編2)です。
※注意!出来るだけやわらかい表現はいたしますが、気分を害される可能性があります。

前回の記事はこちら
shussy8.hatenablog.com


朝起きると、TTとAHだけが起きていて、それ以外の人は寝ていました。そこで、みんなを起こして、朝御飯を取りに行きました。

朝御飯は適当にドーナツが置いてあって、そこから持っていく形式でした。まあそのドーナツが大きいこと大きいこと!さすがアメリカ。そばにあったオレンジジュースと共に部屋に持ち帰り、優雅に朝御飯を食べました。

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朝ごはん

この時点でKKは「朝から菓子パンは無理だ…米が食いたい…」と早速ホームシック状態でした。私は朝からでも菓子パンいける口なので、余裕で2個完食しました。

その後、外出の準備をしてとりあえずチップが必要だろう(チップを払わないと荷物が荒らされる事例もあるそうです)と、1$をTTがそこら辺の机の上に起きました。この日は朝からアルカトラズ島に行くクルーズの予約をしていたので、Uberで配車をし、まあ間に合うだろうと言う時間に出ました。

※皆さんは多少何かがあっても間に合うよう動きましょう。

そこで、到着予定場所にブラブラ歩いて待っていても、タクシーが来ないのです。地図上にはその辺りに居るのはわかるのですが、それらしき車は見つからず、挙げ句の果てに向こうから配車をキャンセルされると言う事態になりました。

いよいよ間に合わなくなりそうな時間で、急いで次のタクシーを呼び、フィッシャーマンズまで行きました。到着したのもつかの間、ここはどこ、クルーズ船が出る港はどれ?といった感じで、下調べもなにもしてなかったので、迷子になりました。それでも地図をみながら色々探していると、目的の港への看板が見え、朝から全力ダッシュをしてそちらの方へ行きました。港には予約してなかった人たちのすごい列ができていて、今だと「予約しておいてよかったなぁ」と思えるのですが、当時はそんなこと考える余裕もなくとりあえず受付を探しました。病み上がりなのに走らせてごめんAH…

とりあえず受付みたいなところを見つけると、もうすぐ出発するみたいな感じだったので、急いでこの時間に予約していることを伝え、クルーズのチケット係であったAHがチケットを見せ、中に入っていきました。あまりに焦っていたので当の本人は気づいていなかったのですが、その時見せたチケットが4枚だったのです。それに気づかず走って入るAH、あわせて入る5人、すると受付の男の人は「STOP!」と言いました。私とKKはそれで気づいたのですが、AHは気づいていません。すると受付の男は大きな声で「FREEEEZE!!!」と叫びました。一瞬ピシッと場の空気が凍りついたような感覚でした。怖かった~

それでようやく気づいたAHが5枚あることを受付に見せ、ギリギリですが無事にクルーズに乗ることができました。
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※ こういったことにならないように見知らぬ地では早めに行動しましょう。また、今回みたいに身分確認とかされずに間に合ったのは、受付の人が優しかったからであり、通常は受付とかしっかりあると思うので気を付けてください。

また、あの時見逃していただいたアメリカの受付の人、ありがとうございました。

アルカトラズ行きクルーズ

クルーズ船の中では、思ったより豪華で、お酒が飲めるカウンター等もありました。船の外からは、アメリカの大きな海が見えて、とても気持ちがよかったです。個人的には映画で良く見るタイプの浮き輪が置いてあったのが印象的でした。遠くから見える港やアルカトラズ島はなんと言うかとてもエモかったのを覚えています(語彙力の欠如)。せっかくの船なのでみんなで写真を撮ったりしていました。船のなかをうろうろしていると、だんだんと島が大きくなり、20分ほどで到着しました。
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アルカトラズ島

島に着くと目の前にはカモメが飛んでいるボロボロの建物で、いかにも「監獄」と言う感じの光景が広がっていました。
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ガイドの人が入り口に立って、恐らく解説をしてくれてると思うのですが、ほとんど意味がわからず、とりあえず雰囲気だけあじわって見学に行くことにしました。

見学は、AH・KK・SKの3人とTT・私の2人で別れて行くことにしました。

私たち2人はまず島の回りをぐるりと回ることにしました。島は大きく荒廃していて、とても昔の光景をそのまま残しているんだなと言う感じでした。島には廃病院らしきものや、謎の大扉の廊下など、何だか探検をしているみたいで楽しかったです。
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当時の草がそのまま生えていると言う看板もあったりと、とにかく英語が多いなと思いました(当たり前ですが)。そのなかでも置いてあったのがトヨタフォークリフト。こんなとこにまで居るのかと思いました。

島を適当に見て回った後は、監獄の内部に入りました。当時の物がそのまま残されているらしく、本当に監獄だったんだなぁと思いました。音声ガイドを借りて、囚人たちが当時どの様に過ごしていたとか、監獄の歴史とか、脱獄犯の話とか色々聞けて楽しかったです。日本語音声があったのが少し衝撃的でしたがありがたかったです。ただ、歩きながら右を向いてくださいとか左に曲がってくださいとかの案内にはいろんな意味でチョッと苦労しました。
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その後、お土産を買いました。店の中にはアルカトラズ内の生活を描いた本を出版している人がサイン会を行っていました。最初は看守だったのかなと思っていましたが、話を聞いていると囚人側だったということで、割と衝撃でした。その後、3人と合流して島を後にしました。ちなみに3人組の方はどういうプランで回ったのかは全く知りません。

フィッシャーマンズ

昼御飯

島から戻ってくると、そろそろお昼御飯ぐらいの時間帯だったのと、サンフランシスコの気候なのか、霧雨がずっと降り続けていたのですぐそばの港町でお昼御飯を食べることにしました。とても発展しているところだったので、店はいくらでもありました。
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そのなかで、アメリカ初レストランと言うこともあり、みんなで協議してカントリーな店に入ることにしました。
店に入ると、ウェイターさんに案内されて、窓際の方の丸テーブルに案内されました。店は、とてもにぎわっていて、カントリーな感じでした。
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そしてメニューを渡されました。メニューを眺めていると、水が有料で、コーラとほとんど値段が変わらないと言うのを覚えています。都市伝説かと思ってました。外国のレストランは日本と違って本当に特別な時に行くものであるらしく、さすがレストランと言うだけあって、どのメニューも10$は越していました。メニューで悩んでいると、ウェイターが来てドリンクどうする?的なことを聞かれたので、とりあえずみんな適当に選びました。私はコーラゼロを頼みました。(英語ではコークなので注意。)メニューを適当に見て、そのなかで私は何かクリームパスタを選んだような気がします(ちゃんと覚えてないしそもそも英語…)。他の皆も決めて、注文をしました。
最初にドリンクが来たのですが、さすがアメリカ。まあ大きいこと大きいこと。
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日本では見ることがまず無いレベルの大きさで、これだけでお腹一杯になりそうなレベルでした。
しばらくすると、順次品物が来ました。私が頼んだパスタは当たりっぽかったです。
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味が濃く、脂っこい上に、パンにも油がついていてアメリカだなぁみたいな味をしてましたが、油好きな私としては美味しかったです。最後の方はちょっと飽きてましたが。アメリカのレストランでは、席に1人専用のウエイターがつくらしく、最初注文を取りに来てくれた人が来て、「旨いか!?」と聞いてきました。みんなテンション高く「yeah!」と答えました。
 
みんなで食事をし終わった後は、お会計の時間です。お会計の仕方は、アメリカは日本と全く違っていて、まず何をやればいいのかがわかりませんでしたが、アメリカ経験者のTTが率先してやってくれました。ただ、彼もクレカでチップを払うのは初めてらしく、いろいろ戸惑いながら会計しましたが、何とか払えたようです。アメリカのレストランでの注文の仕方を紹介しておきます。
①お会計をお願いする。「Check please」が日本でいう「会計お願いします」らしいです。
②店員がレシートが入ったカードホルダーを持ってくるので、受け取る。
③会計と支払う値段があっていたら、カードをホルダーに挟む。この時、挟んでいることがわかるように向きを横向きにしたりする。そして、店員が回収しに来るまで置いておく。
④店員がホルダーごとカードを持っていく
⑤店員がカードとサインを描く領収書を2枚、ホルダーに入れて返しに来る
⑥領収書2枚に、自分のサインと、チップの値段、合計額を描く。
⑦店保管用の領収書をホルダーに挟んで席にそのまま置き、控えをもって店を出て終了。
という順番でした。
なかなか会計の終了までに時間がかかります。特に、①から②の間と、③から④までの間が店員が来るまで待っておかなければならず、その間がやることがない状態になります。友達曰く、アメリカでは食事はゆっくりとしゃべりながら食べるものらしく、お会計の間もいろいろな話をしながら過ごすそうです。コミュ力が低いオタクたちにはハードルが高いなと思いました。

散策

店を出て、せっかくなので少し港町を散策することにしました。色々謎な物が売ってたり、何か分からない店があったりと、賑わっていました。結局、店などには入らず、そのまま次の目的地へ行くことにしました。

ゴールデンゲートブリッジ

またUberを使い、次に有名な橋のゴールデンゲートブリッジを見に行きました。遠くから眺めると写真で見たことある風景が広がっていて、少し感動しました。
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その後、ゴールデンゲートブリッジを第一支柱まで歩くことにしました。歩いている時には、風は強いわトラックが通る度にガタガタ揺れるわで少し怖かったですが、何だか楽しかったです。歩いているときに、歩道で掃除かなんかをしている車を見つけ、大きいから車で移動するのか…と橋のでかさに改めて驚きました。支柱までは大体10分ほどで到着し、色々記念撮影をした後で、そこから引き返して同じ道を歩きました。
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ウォルト・ディズニー博物館

次に、ゴールデンゲートブリッジから近くにあった、ウォルト・ディズニー・博物館に行くことにしました。
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博物館に入ると、ウォルト・ディズニーがとったオスカー像が飾ってあったりと、とても厳かな雰囲気でした。
入場料は30$で、みんなで入りました。中にはウォルトがどんな人生を生きてきたのかや彼の趣味、彼が生涯をかけて情熱を注いだアニメーションについての展示などがあり、アニメを割と見る身としてはテンションが上がるような展示物が多かったです。特に、アニメ業界において3つの革命を起こしたらみたいな話が面白かったです。
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音声案内をiPodで再生したのですが、途中で電池が切れてちょっと困ったりもしました。ただ、頑張って英語で説明すると、店員がなんとか対応してくれたのでよかったと思っています。最後の方にはウォルトが想定していたディズニーランドの全体像などもあり、とても楽しかったです。
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ウォルト・ディズニー博物館を出て、辺りは夕暮れになっていたので、TTの希望であったシカゴピザを食べに行くことにしました。

シカゴピザ

Uberを使い、シカゴピザの店の前まで来ました。辺りは日も落ち暗くなっていた上に、店の辺りは治安もあまり良さそうではなかったので、少し怖いなと思いながら歩きました。店の前辺りはネオンで照らされた店が多く、アメリカっぽいなと思いました。店に着くと、人気店なのか30分ほど待ってくれと言われたので、近くの公園で待つことにしました。公園には謎の光るタワー等があり、日本だと確実に訴えられるなと思いながら、遊びつつ待っていました。
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電話番号を教えていて、席が空いたら電話をかけるといいながら全くその気配は無かったので再び店に突撃すると、もうそろそろ空くから待っておいてくれとのことだったので、そのまま店に入りました。我々のこと忘れてたのでは?
店に入ると店内は明るく、そのままパーティーができそうな雰囲気でした。
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店内に入って席に付き、メニューを見ました。メニューにはLSMのサイズがあり、悩んだ末にSサイズを1つ頼むことにしました。そこでウエイターを呼んで注文をすると、「お前らそれで足りるのか??」となぜか煽られた(親切にしてくれた)ので、Sサイズを2つ注文することにしました。
しばらく待っていると先にサラダが来ました。サラダには謎の豆(オリーブかな?)が入っていたのですが、とてもおいしくいただきました。
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その後、待ちに待ったシカゴピザが出てきました。噂には聞いていて、覚悟はしていたのですが、まあ大きくて分厚いこと。大きさはピザなのにまるでパイみたいな厚さで、ほんとにピザか?と思いました。さすがアメリカサイズ。焼きたてでチーズがめちゃくちゃ伸びて、本当においしそうでした。
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早速みんなで食べると、味もたがわず、ミートソースとサクサクの生地と柔らかいチーズがマッチしてとてもおいしかったです。こんなのアメリカでしか食べられないなと思いながら、5人で無我夢中で食べました。店員にこれでも少ないのではないかといわれていましたが、日本人には十分な大きさだったと思います。
みんな満腹でおいしかったということで、チップも多めに払っていい気分で店を出ました。

帰宅

帰宅した後、明日の準備をして、みんな順番にお風呂に入っている途中で、コインランドリーに洗濯に行こうという話になり、私とTTとSK、AHの4人で近くのコインランドリーまでみんなの服を洗いに行くことになりました。コインランドリーまでは、徒歩でしたが、夜のサンフランシスコは昼間と違って明かりもまばらで楽しかったです。
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コインランドリー

コインランドリーに到着すると、さっそく壁が立ちはだかりました。コインランドリーに入れる硬貨が25¢硬貨しか受け付けないということだったのです。しかも、1回の洗濯で3$、硬貨にすると12枚でとてもそんな枚数持っていません。これは詰んだなと思っていろいろ解決策を考えていました。すると、近くにいたおじいさんが、大丈夫か?みたいな感じで近寄ってきたのです。外国で知らないおじさんに突然話しかけられて、困惑していると、いろいろ話しかけてきました。一応、事情を話すと、なんと硬貨を持っているから両替をしてくれるとのことでした。本当にその節はお世話になりましたありがとうございます。こうしておじいさんの助けを借りて、洗濯機を回すことができました。回している間、おじいさんがいろいろ話しかけてきて、自分たちも日本から来たことを伝えると、日本のことを知っているぜ見たいな話しになり、単語しか聞き取れませんでしたが、東京とか大阪とか言っていました。結局おじいさんの洗濯が終わるまで付き合わされましたが、それでも異国の地の人との会話はとても楽しかったです。
こうして、自分たちの洗濯も終わり、荷物をもって歩いて帰り、途中何か怪しい気配が後ろからしたのでダッシュしたりして、ホテルに帰り着きました。帰った後は、次の日の支度をしてそのまま寝ました。

次回

いっけなーい遅刻遅刻!! 私、SY!n歳の大学生!!今日も朝から大慌てで準備をして大きなドーナツを加えて走る!! あーあ…角から素敵なタイムマシンを持っている白人のお姉さんでも出てこないかな~!
「次回、出てきたのは黒塗りの高級車」
次回もお楽しみに~~

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