初海外旅行 in America ~6日目(ニューオーリンズ編2)~

導入

何とかニューオーリンズの祭りを抜けた5人。しかしそこで待ち受けていたのは新たな刺客だった。開かずの扉に背後から黒塗りの高級車が尾行してくるなど、様々なトラップがオタクたちを襲う。
5人は誰一人欠けることなくニューオーリンズを攻略することができるのか!?

6日目(ニューオーリンズ編2)です。
※私は事実をそのまま書いています。

前回の記事はこちら
shussy8.hatenablog.com



起床

朝起きると、先にTTが起きていたので、ゴロゴロしながら朝御飯どうするか聞きました。すると、先に食べたと言っていました。どこで食べたのか聞くと、近くにある店に一人で買いに行ったとのことでした。マジかこいつやりおる。

と言うことだったので、私も1人で買いに行くことにしました。

1人でアメリカでまともに出歩くのは初めてだったのですが、昨日のお祭りが嘘のように静かになっていて、人通りも少なくなっていました。外は気持ちの良いぐらい晴れていて、少しアメリカの田舎を散歩しながら歩きました。教えてもらった店に着くと、人がそこそこいて、みんな朝御飯を買っているようでした。私もその列に並び、朝ごはんを買いました。とりあえず名前からして美味しそうだったので、ミートパイを買いました。
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店を出て、散歩しつつ写真をとりながら無事に帰り着きました。気分はまるではじめてのお使いのようでした。ホテルに帰り早速ミートパイを食べました。朝から味が濃厚で肉たっぷりのミートパイを食べ、朝には少しきついけど美味しいと思いました。

10時頃に、みんなの準備がすんだようなのでホテルをチェックアウトすることにしました。チェックアウトするときに、ホテルに荷物を預けても良いか?と聞くと、ドアマンが3$ぐらいで預かってくれるよと言われたので、しぶしぶ預けることにしました。

荷物を預けて、5人で歩きながら昨日閉まっていた店に行くことにしました。町中は朝歩いたように、昨日祭りがあったとは思えないぐらい静かで、路面電車が走り、ジャズの音がたまに聞こえてくるなど、とてもおしゃれな町に変身していました。車上から投げ付けられたネックレス等のゴミは辺りに大量に散らばっていましたが…。
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昼飯

昼は昨日閉まっていたレストランに行きました。

空いているようだったので、中に入ってみると、11時頃というのに既に賑わっていて、さすが有名店だと思いました。
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席に案内されたあと、いつものように担当のウェイターが来てメニューを置いていきました。しかし、ついでにドリンクは○○と○○と…があるけど決まってる?と聞いてきたので、みんなとりあえず聞き取れたか、あるだろうというドリンクを頼みました。私はとりあえず聞こえたコーラゼロを頼みました。メニューを見ると、plateと付くメニューがいくつもありました。みんなでなんだろうねこれと相談をしましたが、結局わからず私とTTとKKがplateと付くメニューを選ぶことにしました。私は昨日食べなかったナマズ(英語でcat fish)が入っているものを頼みました。ちなみにこの時私は、plateはお子さまランチみたいに何か色々なおかずが入っている物だと思っていました。しかし、この選択がある人にダメージを与えるのでした…。みんながメニューを決めた後、追加で生牡蠣食べない?と私は言いました。あまり海鮮物が得意ではないKKや、できるだけリスクは回避したいTTは少し渋ったような感じがありましたが、まあロシアンルーレットのようなものだろといった感じで、結局全員食べることにしました。なにも考えてないなこいつら。

最初にドリンクが来たのですが、やはりデカイ。アメリカはどこでもビックサイズだなぁと思いました。

そして次に○○plateが来たのですが、乗せてあるものを見てみんながえっ…といった感じでした。皿の上にはメインのフライと大量のフライドポテトが乗ってあったのです。茶色一色やないかい!日本で言うと、カラオケで頼むようなフライパーティーセットのようなものです。そしてこれを3人が頼んでいたので、同じようなものが3つやって来ました。机の上が茶色。
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plateを頼んでいなかったSKとAHは勝ち誇ったように頼まなくて良かったと言っていました。ちなみにSKはこんなおいしそうなものを頼んでいました。
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そして全員の注文したものとロシアンルーレット(生牡蠣)がテーブルの上に運ばれ、食べることにしました。最初に牡蠣を食べたのですが、濃厚肉厚な牡蠣は日本で食べるものより味がしっかりしているような気がして、滅茶苦茶美味しかったです。いい牡蠣を使っているんだなと思うと同時に、当たっても後悔は無いなと思いました。
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次にナマズのフライを食べてみました。見た目は完全に白身魚のフライでした。しかし日本の一般的な白身魚のフライよりさらに味が淡白で、本当に火を通してるのかと驚くぐらい柔らかかったです。サクサクの衣と相性抜群でした。フライドポテト?そんなもんどこで食っても変わらんやろ。

私とTTは油ものも特に平気ですが、私にとっては1人で食べきるには多い量のフライドポテトが乗っていました。なんとか私はplateを食べきりましたが、KKはもう芋はいらねぇ…と苦しそうに食べていました。端からみてて面白かったので少し手伝ってあげたりしました。そもそもこのplateを一人一品頼むものなのかという疑問もありましたが、後ろの外国人2人が同じように1人1つplateを注文していたので多分そう言うことだろうと行った結論になりました。アメリカ人はバカなのか?

ドリンクはAHがレモネードが美味しいと言っていたので一口貰いましたが、確かに美味しかったです。この店ではおかわりは空のグラスを置いておくと、勝手に注いでくれるので、AHは無限にレモネードが飲めるわと言いながら無限レモネードをずっと飲んでいました。こっちなんて芋とコーラで格闘してたのに。羨ましい。
味はとても美味しかったですが、ようやく食べきって落ち着いたところで店を出ました。

第二次世界対戦博物館

店を出て、SK、AHのニューオーリンズの町中ブラつき組と、私とTT、KKの第二次世界対戦博物館組に別れて行動することにしました。別れたあと近くにあったショッピングモールに行ったのですが、結局デカイなと思うぐらいでなにも買わず、そのまますぐに第二次世界対戦博物館にUberを使って行きました。

中心地から車で10分ほどで、第二次世界対戦博物館に着きました。遠くから見てるとあまりわからなかったのですが、近くにいくとまあデカイ。日本のそこら辺の博物館の比ではないぐらいでかかったです。建物の構造として2つの隣接したドームがそのまま博物館になっているようで、とても特徴的でした。
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中に入ると、広いロビーの奥になにやら汽車が見えました。とりあえず3人で受付を行いました。受付では、チケットと共にドックタグを渡されました。どうやらこのタグはランダムに配られて、それぞれ実際に第二次世界対戦で活躍した人の名前が彫ってあり、それぞれの人の追体験をするという形の展示のしかたをされてました。
最初は、入って正面にあった汽車の中に入り、あなたが持っているタグがどのような人物の物かを説明されました。まあ英語なのであまり聞き取れませんでしたが。
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汽車を降りたあとは自由行動で、好きなエリアから回ってくれとのことでした。

ここを語ろうとするととてもじゃないけど時間と文字数が足りなくなるので大雑把になりますが、行って良かったと思っています。特に、日本で見る第二次世界対戦のイメージとは真逆で、どのような戦略でイタリア、ドイツ、日本を倒して行くかという形で紹介されていたので新鮮でした。日本が戦争を始めた時点で、情報や物資その他もろもろで負けていたというのが良くわかりました。また、戦略などに重きをおいている博物館だったので、日本を攻め落とすときにどっからどう攻めるのが効率的かという情報戦の話や、国民を誘導するためや情報を伝えるために広告技術が発達したこと、日本の上級兵は日本刀をまだ持っていたことなど、色々な知らなかったことが知れました。また日本だととても大々的に悲惨だとして長く描かれる原爆の話は、アメリカ側から見ると戦争を終わらせるためのただの手段だったらしく、看板1枚で収まっていたのが視点が違うとこうも変わるんだなぁと思いました。
3時間ほどかけても見切れなかったぐらい展示物は多く、はじめはKKが行きたいと言って同行した形にはなりましたが、行って良かったと思いました。(詳細は後で書くかもしれません。)
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次のホテルへ移動

合流

ホテルで、SK、AH組と合流しました。あちらのグループはニューオーリンズの町をブラついたり、カジノに入ったり、公園でゆったりしたりとニューオーリンズを満喫していたようです。5人で合流して、無事に荷物を返してもらったところで次のホテルに出発しました。
事件が起こるとも知らずに…

ホテル到着

Uberでホテルの近くに下ろしてもらったあと、歩いてGooglemapが示している地点に行きました。通常のホテルなら、ロビーがありフロントでチェックインするのですが、私たちそこで目にした光景は閉まっているドアに電子錠でロックがかかっているという状態でした。
ここでみんなの頭に?が浮かびます。どう言うこと?
電子ロックにはテンキーがあり、数字で何かを打つようだったので、ここのホテルの予約をしていただいたTTに聞いてみるも、暗証番号なんて届いていないとのことでした。あっこれ詰んだか?
そこからみんなで慌ててできる限りのことをやっていました。予約をしたTTは予約元にひたすら鬼電をし、他の人たちは他にホテルを探したり、私は近くを歩いている人にここの住所が合っているか通行している人に聞いたりしました。
あたりはだんだんと暗くなって気温も下がり、人通りも少なくなってゆく中でこのままホテルに入れないと凍えて死ぬかもということが頭をよぎるぐらい本当に極限の状態でした。
TTが10分ほど鬼電をしてつながりはしたそうですが、聞こえてきた単語が、「I can't help you」だったとKKが言っていて、本当にどうすればいいのだろうみんなで死ぬのかとか思っていました。その中でもAHはまあ何とかなると言ってて、本当にすごい奴だなと思いました。ほかの人たちはまあ絶望していました。


電話がつながった後、5分ぐらいするとTTの携帯電話にメールが届き、そこには番号が書いてあったそうです。それを入力してみると、なんと扉が開いて中に入れました。本当に安心しました。何とかなったと…しかし、まだまだホテルの事件は続きます。
ホテルの中は3階建てで、1号室から順にありました。我々が泊まる予定の部屋は4号室だったので、探しに行ったのですが、4と書いてある部屋はありませんでした。なんでや!
一応5と書いてある部屋と3と書いてある部屋はあり、その間には何も書いてない部屋があったので、そこだろうという予測はつきました。このホテルの部屋の鍵は、またテンキーで暗証番号をうつようになっていて、先ほどのホテルへ入るメールに部屋の番号らしきものも書いてあったので入力してみました。しかし、部屋は空きません。それどころか間違っているような音が聞こえてきました。何回入力してみても空きません。またかよ…
またTTが予約元に鬼電をかけて、暗証番号の打ち方を教えてくれてましたが、それでも開かず、電話をかけて5分後ぐらいに何やら番号が書いてあるメールが届いたようです。そこでそれを入力してみると、なんと扉が開いたではありませんか。
本当にこの時は安心しました。これで野宿して死ななくて済むなと本当に安心しました。
部屋に入ってとりあえず予測した結果、予約元の人がまずホテルに入るための暗証番号を送り忘れていて、さらに部屋に入るための暗証番号を間違えたのではないかということになりました。というかそうとしか考えられず、さすがアメリカ超適当だなということになりました。本当に何とかなってよかったと思っています。最悪ここで死んでいましたから。
※今回はTTがきちんと下調べをして電話番号をメモっていたから何とかなったと思われますが、皆さんもきちんと行くところの連絡先はメモしておきましょう。最悪の場合詰んで死にます。

晩御飯

移動

ホテルについて、部屋の中を探検した後、とりあえず昨日いけなかったレストランの2つ目に行って、ついでに近くにあるカジノに寄ろうということになりました。そこでUberを使ってタクシーを呼び、到着地点まで歩くことにしました。ここでも身の危険が訪れるとも知らずに…
夜も更け、あたりは暗くなっていて、さらに町の中心地から外れた住宅街だったので、明かりはほぼたまにある街頭ぐらいでした。その中で5人でタクシーの到着地点まで歩いていました。
歩いていると、TTとKKは何やら異変に気づいたらしく、後ろから黒い車が何かゆっくりと私たちの後ろをつけてきているらしかったです。この時は私は何も気づかずにカジノってどういったところだろうと思っていました。そしてしばらく歩くと、車はスピードを上げて、私たちの横を通り過ぎ、私たちが進もうとしている路肩に止まりました。ここでTTとKKは完全にあの車は危ない奴だと判断して、その場でタクシーを待とうということになりました。私たち5人と車はお互いにその場から動かず、5分ぐらいが経過しました。もしかして仲間を呼んでいるんじゃないかという予測もできるので、早くタクシーが到着しないかなと緊張が走っていました。と、その時向こうから明かりが見え、私たちが呼んだタクシーが来ました。私たちはとりあえず胸をなでおろし、タクシーに乗りました。すると私たちの進行方向の路肩で待っていた黒い車もタクシーに乗って出発すると同時にどこかに行ってしまいました。あ、これ完全に狙ってたやつだ。あのまま歩いていたら死んでたかも。というギリギリを何とかかいくぐりました。
アメリカではこのようなことがあるかもしれないので、できるだけ人通りが少ないところや暗いところは歩かないようにしておきましょう。また、危ないと思ったらすぐに誰かに助けを呼べるようにしておくとか、そもそも1人で行動しないなど、身の安全を一番に考えて行動しましょう。

レストラン

Uberに乗せられて、レストランにつきました。さすが人気店ということもあり、そこそこ混んではいましたが、昨日よりかははるかにましという感じでした。
中に入ると、それぞれ注文する形だったので、私はニューオーリンズの郷土料理てきなものだるポーボーイというものを注文しました。どんなものかは全くわかりませんでしたが。
それぞれ注文し終わって、テーブルで待っている途中に、さっきは危なかったね見たいな話をしていました。すると、順次注文したものが来ました。
私が頼んだポーボーイは、日本でいう所のサンドイッチの巨大版に近く、中にはコンビーフやチーズなどが大量に入った食べ物でした。
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何よりでかい。コッペパンそのまま使っているという感じで、とてもおいしかったのですが、食べるのに苦労しました。ほかにも、KKが頼んだガンボという郷土料理も日本のカレーに近しいがそれとはまったく違う味がして、おいしかったです。
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店を出て、近くにあったカジノに行きました。
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カジノ

カジノに入るためには、まずパスポートが必要なので、みんなで入り口にいたお姉さんに見せて入りました。ちなみに、この時の恰好としてはとてもラフで、私は特にジーンズTシャツという衣装で入ったのですが何も特に言われませんでした。おそらくカジノの位によって正装必須などは違ってくるので、皆さんはきちんと確認しましょう。入るときに私はパスポートを見せると、「年齢より若く見えるわよ!」と褒められた(なんて言っているかは全くわかりませんでしたが後でTTが言っていました)ので少しうれしかったです。

カジノの中は自由行動だったので、とりあえず私は適当にあたりをぶらついてみることにしました。カジノといってもすべての台にディーラーがいるのではなく、大方電子化されていました。個人的には初めてのカジノはこっちのほうがいいなと思います。
一周回り終わった後、とりあえず近くにあったポーカーに挑戦してみました。はじめは負け続けて、少しお金を入れてとしていました。そのあと、まったく勝てないのでやめようとして、キャンセルを押したつもりがbetボタンを押していて、5倍の掛け金で勝負をすることになったのですが、その時に偶然勝って±0になりました。とりあえず雰囲気は楽しめたからいいかなと思いました。
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その後ほかの人の対戦を見ていて、ルーレットが楽しそうだと思ってやってみましたが、負けたのでやめました。ちなみにKKは割と大きな金額をかけて、1/2を外して負けていたので、さすがギャンブラーだなと思いました。まあこの旅自体がギャンブルみたいなものですが。

こうして適当にカジノを楽しんだあと、ホテルに帰宅しました。

ホテル帰宅

ホテルに帰宅して、出発の準備をしてシャワーを浴び、寝ることにしました。この時シャワーのお湯の出し方がまたわからず、アメリカのシャワーお湯出すの難しすぎるなと思いました。
部屋には無料のワインが支給されていたのでとりあえずおいしくいただいたり、2段ベッドが用意されていて、下で寝ているKKが少し動いただけで振動が3倍ぐらいになって上に伝わり、上で寝ていたSKがめちゃくちゃビビるということやTTが突然枕を4段重ねにして寝にくいなあと言ったりなど学生のノリで楽しみました。
そして、次の日もあるのでみんなで就寝しました。
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次回

\オタク予告~/
今週は砂糖について予習するわよ!
砂糖とは、甘みを持つ調味料(甘味料)であり、物質としては糖の結晶で、一般に多用される白砂糖の主成分はスクロース(Sucrose, ショ糖)で、これはブドウ糖と果糖の両方で構成されるわよ!ちなみにアメリカ人は死ぬほど食べ物にかけるらしいわ!
TT「砂糖っておいしくない?」
次回!超ハイカロリー!お楽しみに!