初海外旅行 in America ~5日目(ニューオーリンズ編1)~

導入

朝起きて、敵陣に出撃した5人。そこで待ち受けていたのは異国の洗礼であった。突如現れる道や大量の障害物に阻まれつつ、何とかたどり着いたが、KKがダメージを負ってしまった。5人のオタクたちは無事にニューオーリンズを攻略することはできるのか。そして、モンスターハウスに落ちてしまったKKの運命とは!

5日目(ニューオーリンズ編1)です。
※あったことをそのまま書いているので、下ネタや過剰なジョークが嫌いな人は、閲覧注意です。

前回の記事はこちら
shussy8.hatenablog.com


ホテル起床

朝起きて、みんな起きた後ぐだぐだしながら朝御飯を食べました。朝は昨日と同じ購買で買ったパンとヨーグルトで済ませました。久々に朝からヘルシーなご飯を食べた気がします。
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そして、準備をしたあと、いよいよニューオーリンズの中心地に旅立ちました。

ホテルまで移動

中心地まで

今回もUberでタクシーを呼んで町中まで行くことにしました。タクシーのおっちゃんは、優しくマルディグラのことを教えてくれました。何でもとりあえず手を上げとけとのことでしたが、この時はまるで意味がわかりませんでした。
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Uberで呼んだ車に乗って、中心地まで進んでいたのですが、進むにつれどんどん人や車が多くなって来ました。行く途中でも人だかりや何か謎のパレード車のようなものが見えて、いよいよお祭り気分になってきました。
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しかし、人だかりや交通渋滞でどんどん移動がゆっくりになって行き、ついには身動きがとれなくなってしまいました。そして、次に泊まるホテルと反対側の道に着いたときに、運転手は「これ以上は車でも無理だ、対岸だから頑張って歩いていけ!」とそこで私たちを下ろしました。仕方ないので、私たちはそこからホテルまで歩いていくことにしました。

徒歩移動

まず、ホテルの方に歩いてみました。ホテルは確かに道路の反対側にあるのですが、道路ではマルディグラのパレードをしており、右も左も対岸に渡れそうな場所は見当たりませんでした。ここで、TTと「右と左どっちいく?」と今後の運命を決める賭けをしました。TTは直感で左と答えたので、パレードの流れとは逆方向に行くことにしました。
TTと私はスーツケースを引きながら歩いていましたが、異国の地でスーツケースを引きながら歩くのは怖かったです。途中で恐る恐る人に聞いて対岸にどうすれば渡れるかを教えてもらおうとしたり(パレードがうるさくて何言ってるかわからなかった気がするが)、道行く人が大丈夫ですかと声をかけてくれたり(不信な感じがあったので大丈夫です)と返答したりして、10分ぐらい歩きました。歩道は人が多く、さらにキャリーバッグを持っていたので滅茶苦茶歩きづらく、暑かった感じがあります。と言うのもニューオーリンズは南に位置してるので季候が暖かく、サンフランシスコとは全く違った環境なので、急にそこで歩くのはさすがに疲れます。途中でSKが知らないおっちゃんに大量のネックレスをかけられて、じゃらじゃらした状態で歩いているのは面白かったです。
歩いていると、途中になにやら渡れそうなところがあり、たまに警備員が人を通していたので、渡れないか聞いてみました。聞いた感じ、しばらく歩かないとダメらしく、諦めて歩いて10秒後、後ろを振り返ると警備員が柵を開けて多くの人を通していました。「あれ渡ってね?」とTTとSKを呼び戻し、しれっと渡ることに成功しました。とりあえず警備のおっちゃんありがとう。
無事にわたれたので、あとは道を戻ってホテルの方に行くだけでした。パレードの通りは人が多く歩くのすら困難だったので、一本外れの方を行くことにしました。人通りは少ないとはいえ、それでも多く、汗だくになりながら避けて歩きました。道を一本間違えたりもしましたが、なんとかホテルにたどり着きました。
ホテルにはドアマンがいて、とても高級そうな感じでした。なかに入ると小さなレストランやロビーなどがありましたが、飾り付けや人の格好を見ると、皆さんお祭りムードだと言うことは伝わってきました。たどり着いて結局12時頃とお昼ぐらいの時間になってしまいました。
とりあえず歩き疲れたのでホテルの部屋に入りました。場所は階の道路に面した部屋で、窓からパレードの様子が見栄るぐらいでした。ただ夜は音がうるさくて寝れるかなと思っていました。
歩き疲れたので、ホテルの部屋で休みつつ外に出掛ける準備を進めてKKとAH
組を待っていました。結局彼らがホテルにたどり着いたのは2時間後の午後2時でした。彼らいわく、前のホテルの回りがパレードの人だかりでUberが呼べず、歩いてきたとのことでした。マジかお前ら。KKに至っては名誉の負傷と言うべきか、キャリーバッグの持ち手が歩いている途中に壊れたらしいです。

マルディグラ

昼の部

とりあえず準備もみんなできたとのことだったので、外へ出てパレードに参加することにしました。この時にとりあえずどんな店に入っても良いようにとパスポートを持って出ました。
ホテルから一本外へ出ると、みんなお祭り騒ぎで、車の上からアクセサリーやコインなど、祭りを象徴するものを投げていました。みんなが手をあげていて、何でだろうと思っていたら、そこに車の上の人がアクセサリーを大量に投げていました。タクシーのおっちゃんが言ってたのってそういうことだったのか!と思い、手をあげながら歩いてみましたが、中々こちらには投げつけてくれませんでした。ジャップには投げてくれねえなとKKが言ってました。
とりあえず5人でパレードの流れに沿うようにして道路を歩いていました。
そうして進むと大きな道路につきました。もともと路面電車が走っているような大きな道路だったようですが、パレードと言うことで全て止めて歩行者天国にしていました。f:id:shussy8:20200217233823j:plain
お腹が減っていたので、そこら辺の出店に並んでチキンスティックを買いました。割と高かったのですが、それでも大きさはアメリカサイズで日本ではまず見ない大きさのものが出てきました。味は大味でしたが、美味しかったです。
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私たちはそのまま町の方へ歩いていきました。目的としては、せっかくこういった場所に来たのなら、クラブとかに入ってみたいと言うことで、観光しつつ店探しをするということでした。
そのためにみんなパスポートを持ってきていたと思っていました。町でもパレードと同じように上からアクセサリーや変なもの(ぞうさんの形をしたストラップ)を投げていて、さすがアメリ公序良俗なんて関係ないなと思いました。まあ、アメリカの法律なんて知りませんが。でもお土産に一個ぐらいあってもよかったかもとか思いました。KKは上から投げるやつは上流国民の遊びじゃんみたいなことを言ってましたが、楽しければOKだと思いました。実際に何個かネックレスを投げつけられていたので、お恵みをありがたくちょうだいして適当にお土産にしようと思っていました。それにしても人が多いしそこら中でパーティーしているので、一度はぐれたら探すのが大変だなと思い、さらに自分の電話回線も無いので、はぐれないように適当にフラフラしつつ進んでいきました。
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町の端の方について、賑わいも減ってきたので引き返してどこか当たりを付けた店に入ろうと言うことになりました。しかし、さすがオタクたち、みんな他人任せといった感じでした。まあ私に至っては写真と観光で考えてすらいなかったのですが。
なので、とりあえず引き返しつつ店探しをすることにしました。店も至るところにあり、どこからもドゥンドゥン聞こえてくるので迷っていましたが、とりあえずホテルに近い方が色んな意味でいいだろうと言うことで、とりあえず戻ることに。
途中でSKがトイレ行きてぇと言い出しましたが、さすがアメリカ、トイレを貸してくれるところなんてどこにもありません。とりあえず店に入るかホテルに着くまで我慢しろと言うことにはなりましたが、割と限界が近そうでした。すると目の前には都合のいいことに「トイレ2$。この通路先」とかかれた看板があり、SKはとりあえず行こうぜとみんなを引き連れて行きました。
表通りは人が多くお祭り騒ぎでしたが、裏通りは少し薄暗いような気がするぐらい人が居なかったです。とりあえずトイレは実際にあったので、見つけるとSKは急いで2$を店の人に渡してトイレに駆け込みました。個人的にいい商売だなと思いました。トイレから帰ってきたときのSKのまあスッキリ晴れ晴れした顔を見ると、よっぽどだったんだなと思いました。
表通りに戻り、店を探しながら観光をして、TTが適当にここでいいんじゃない?と店を指定しました。中からはドゥンドゥン怪しい音は聞こえてましたが、アメリカの店の怪しさなんて正直どこも変わらんだろうし、この店は比較的見た目が健全そう(他の店がヤバすぎるだけかもしれない)だと思いちょっと怖いなと思いつつ、私は合意しました。他の皆も合意をして、店のガードマンにパスポートを見せて入ろうとしたその時、AHが「パスポート持ってきてねえわWWW」と言い出しました。マジかお前。
そんなこんながあり、大分夜も近づいてきた感じがあるので一旦ホテルに帰りつつパレードの方に参加することにしました。
パレードでは、鼓笛隊が音楽を奏でながら歩いたり、豪華に装飾された車の上からものを投げつけたりと、本当にパレードという感じでした。
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回りに合わせて手を伸ばして待っていると、本当にネックレスが降ってきました。やったぜ。他にも色々なものを投げていて、いくつか私もいただきました。ただ、コインを投げつけられて頭に当たったときや、大きなカップを投げつけられて体に当たったときはさすがに痛かったです。硬貨が空から落ちてきたら痛いんだなと思いました。そんなこんなでパレードのお恵みを集めながらホテルにたどり着いたのは6時頃で、晩御飯を食べるいい時間になっていました。とりあえず夜の出る準備を部屋でして、AHにパスポートを持ったか確認をとり、再び出発することにしました。

夜の部

ホテルを出て、とりあえず晩御飯を食べに行くことにしました。店の当たりは大方付いていて、地球の歩き方にも乗っている有名な店に行くことにしました。
歩いている途中も人通りは多く、とてもワクワクして観光しながら歩きました。1店舗目に候補に上がっていたところに着くと、凄い行列で、とても入れそうに無いなと思い、次の店に行きました。次の店に行く途中でカジノがあり、明日行ってみたいねと話ながら次の候補の店にたどり着きました。しかし、次の店もお祭りだから休みと書いてあり、とりあえずホテル方面に戻りつつ店を探すかと、歩き出しました。祭りだからか、どの店も閉まっていたりして入れる店あるのかなと思いつつ歩いていると、ちょうど良さそうなところがあり、店の外に居た受付の人に聞くと、10分ぐらい待ってくれたらとのことだったので、入ることにしました。
適当にその辺りで待ちつつ、ニューオーリンズの雰囲気を楽しんでいたのですが、20分ぐらい経っても呼ばれなかったので、TTがこれ忘れられてるパターンじゃない?と受付の人に聞くと、すぐに入れました。さすがアメリカ。適当だなぁ。そしてさすがTTアメリカに慣れてる。
店に入ると、いつもの如くメニューが配られ、担当のウェイターが、決まったら教えてねとどこかに行きました。店の雰囲気は、カウボーイが居そうなバーを改装したような作りになっていて、とても明るかったです。店に入るとき、あの左右に押して入るタイプの扉だったので、ちょっとテンションが上がりました。
メニューを見ていると、crowd fishのカレーがあり、まずその魚はなんだ?と思い調べました。調べたところザリガニでした。ニューオーリンズの特産品として、水産物が有名で、特にザリガニやナマズなどの淡水魚や、牡蠣が有名というのは知っていたのですが、まさかこんな英語だったとは…。というわけで怖いもの見たさでcrowd fishのカレーと、5人で分ける用の牡蠣の炙り焼き、そしてお酒としてニューオーリンズで有名なトルネードというカクテルを頼みました。
最初にカクテルが来ました。
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少し濃かったですが、良い感じに美味しかったです。次に牡蠣の炙り焼きが来ました。TTは外国で牡蠣を食べる日が来るとは…みたいなことを言ってあたらないか不安になってましたが、さすが特産物。牡蠣が肉厚で滅茶苦茶旨い。そしてそれが少し苦めのトルネードに合う!といった感じで、本当に今でもよだれが出そうなほど美味しかったです。
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次にザリガニのカレーが来ました。
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アメリカの料理にしては、とても味がしっかりとしていてでおいしかったです。特にザリガニの味はエビともカニともにつかないような、何か淡泊な肉のような味がしました。濃厚なスープに合わせて淡泊な味の塩梅がとてもよかったです。また、お米はタイ米のように細くて、これもまたスープによく合う。さらに余ったスープをパンにつけて食べるなど、とてもいろいろな楽しみ方のある一品でした。ザリガニはおいしかったです。

深夜の部

夜も更けてきて、祭りのテンションは最高潮に達していました。私たちも出来上がってテンションがおかしいことになっていて、あれだけ怖い怖い言ってたのに、適当にその辺りのバーに入りました。店内はキラキラと色んな色のライトアップがあるなかで、大音量のクラブ系の音楽に合わせてみんなが踊ったりしていました。
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とりあえずドリンクの頼み方もわからない中、TTと一緒にカウンターに行きました。カウンターでは、バーテンダーがカクテルを作りながら色々接客をしてました。
TTは適当に何か頼んで飲んでいたので、私もそれに並んで適当に頼むことにしました。ちなみにTTはこう言った一杯頼む度にお金を払うようなところでは、払うときにチップを10%ほど追加して払うということを知っていたのですが、私は知らずその時に教えてもらったので、皆さんも気を付けてください。というかよく知ってたな本当。私はTTの後に続いてバーテンダーに何かイチゴ系のカクテルを頼みました。そして、カウンターでしばらく待っていると、バーテンダーがなにも持たずに帰ってきて、何かを私に言いました。私は既に酔っていて、ただでさえあまり聞き取れない英語なのに酒の力でさらに聞き取りにくくなり、追い討ちをかけるように流れていたのは音量の音楽だったので、バーテンダーが何を言っているのかは一言も聞き取れませんでした。しかし私は「カクテルを作る材料が無くなったから注文したカクテルは作れない。別のものにしてくれないか?」と言っていると言うことはなんとなくわかりました。あーそういうことね完全に理解したわという感じでした。そこで、別のカクテルを頼むと、バーテンダーは再びどこかに行き、注文したカクテルを持ってきました。私は、合ってたんだ…人間なんとかなるんだなと思い、料金を支払って無事にカクテルを飲むことができました。
そうして音楽を聴きながら、カクテルを一杯飲み干し、次の店を探すことにしました。辺りは夜も更け、酒もみんな入っていたので色々とお祭り騒ぎでした。特に上半身裸の女性がハグ5$とか書いてある看板を持ってるのを目にしたときはさすがアメリカだなぁと思いました。
次に選んだ店は、完全にクラブで女性のDJが前でディスクを回しながら色々言っていました。
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そこではお酒は飲まなかったのですが、本場のDJの技術が見れて面白かったです。それに、たまにコールや曲の繋ぎで何かを言うのですが、本場の「say oh-」のコールやmather f*ckerが聞けたので良かったです。そして店を出た後、町の雰囲気を楽しみ、お土産を買って、薬局で飲み物を補充して帰ることにしました。その時点で私は限界近く尿意を感じていたので、先に店から出ていたKKに立ちションしたらダメかなと聞いたところさすがにダメだから早く帰れと言われてしまい、近かったのでひとりでホテルに早歩きで帰りました。本当ならこんな場所で一人で出歩くべきでは無いのですが、それよりは尿意が勝っていたので、恐怖よりもトイレという感じでホテルまでたどり着きました。そして、部屋に戻り用を足して、ベッドに寝転んでいました。しばらくすると、同じ部屋に泊まるSKとTTが帰ってきて、とりあえず風呂入って寝ようと言うことになりました。まず私が入ることになりましたが、まぁここでもシャワーが扱いづらいこと。お湯を出すのにハンドルを回して押したり引いたりして試行錯誤をしてやっと出たような感じでした。なんとかお湯を出してシャワーを浴び風呂から出ると、ベッドに寝転んでいたSKは寝ていました。とりあえずTTもシャワーを浴びて、仕方ないので2人とも起こすのを諦めてベッドで寝ました。

KKの悲劇

実は私が部屋に帰ってゴロゴロしている間、KKは出店のパイを買おうとして黒人に絡まれたそうです。さすがKK。運命力が違う…👍
後から聞いた話だと、男4人ぐらいで一人が完全に酔っていて、うざ絡みをされたそうです。その時に「I can't speak English」と言って黒人から「上手だねwww」とめっちゃ煽られたそうです。端から見てる分には本当に面白いからもっと色々巻き込まれろ。お疲れさまでした。

夜のアメリカについて

今回は祭りと言うことと、酒が入っていたのでこのような大胆な動きができたのですが、身の安全を確保するなら皆さんはもう少し慎重になってください。例えば店の前評判を調べたり、夜も遅くまで出歩かないとか、そもそもお酒を飲まないとかです。今思い返しても良く誰も怪我なしで帰ってきたなと思っています。それと、お酒を飲むのは良いのですが、パスポートだけは絶対に肌身離さず持っておいてください。無くすと最悪詰みます。

次回

おっす!オラKK!TT、アメリカを攻略するにはまともに戦ってちゃ駄目だ!SK…AHを大切にしろよ…。アメリカ!お前を倒す方法がわかったぜ!やっとな!

次回、オタク旅行記Z 愛する者のために・・・オタク散る!!